海外のEA用VPSとして、Amazon EC2を契約してみました。
基本スペック
- リージョン:米国東部(バージニア北部リージョン)
- インスタンス:t2.micro (1 vcpu、mem 1GB)
- OS:Windows 2012R2(英語版)
- 契約種別:重度使用リザーブドインスタンス(1年間)
使用料金
- 見積り上 :$63(前払い)+ $0.005/hour = $106.8/year = $8.9/month
- 一週間の実績:$63 + $0.22/day = $143.3/year = $11.9/month
見積もり時には、ネットワークやストレージの料金は入っていません。
なので、下段の実績の方がよりリアル使用状況に近い料金となります。
使用状況
・MT4を2つ起動
・それぞれでEAを2通貨ずつ起動(計4EA)
この使用状況で、月$11.9 ≒ ¥1,380 となるので、WindowsのVPSとしては安い方ではないでしょうか?
★検証1
最低スペックのt2.micro メモリ1GBで足りるのか?
WindowsServerは、思っているよりもズーっとメモリ使用量が少ないです。
なので、1GBでも余裕です。(上記のMT4はEA特化なので、historyやチャートのBar数を減らす等の対策はしています)
★検証2
海外(今回は北米東部)にEAを設置することで、どれだけのメリットがあるのか?
各サーバとの時間的距離を測ってみました。(測定方法はMT4の接続状況)
ブローカ | 接続先 | @神奈川 | @N.Virginia |
Alpari-Pro | pro.uk.10 | 262ms | 77ms |
FXOpen | ECN Live DC1 | 184ms | 9ms |
※各接続先は、神奈川で最も近いサーバ、OANDAはMT4で接続状況が表示されなかったため対象外
FXOpenはサーバがニューヨーク近辺にあるらしいので、効果てきめんです。
実際にこれだけのレスポンスが必要なEAは限られてくるとは思いますが、近いほど良いに越したことはありません。
AWSは世界中にリージョンがあるので、自分のMT4の接続先を調べて、近いリージョンに借りてみるのも良いかもしれません(充分に安いしね (´∀`*)
※注意事項
AmazonEC2は使用するリージョンにより、価格が異なるので注意が必要です。(北バージニア:安い、東京:高い)